地球上の微生物の中で、約36%程度を占めていると言われるカビ。
少なく見積もっても3万種を下らないというカビの主な種類について。
カビの正体
カビはただの汚れのように見えることもありますが、微生物の一種「真菌」というグループに属する「糸状菌」で、キノコや酵母もこの仲間です。
カビはどんな場所でも、温度・湿度・酸素・栄養(有機物)の条件が整えば、胞子が発芽して菌糸を伸ばし、菌糸体へと成長します。菌糸体はやがてコロニー(集落)を作り、私たちの肉眼で見えるようになります。
人間に必要なカビもある
将来的には20万種を数えるようになると予測されているカビ。中には、食品や調味料、医薬品に使用されるなど、私たちの生活に役立っているカビもあります。
カビを利用している日本の伝統的な食物としては、
- 清酒
- 焼酎
- 醤油
- 鰹節
- 漬物
- 納豆
などがあります。外国でもカビを利用した食物は昔からあり、ヨーグルトやチーズ、ワインなどは日本でも既に馴染みのある食物となっています。
退治したいカビ
カビは無数に存在する上に未知のものも多いとされるため、その全てを知って対策することは不可能です。また、私たちには害がないと考えられるものまで退治する必要はありません。
まずは、住居の中で繁殖して確実に有害と分かっているカビを知り、その対策を積極的に行いましょう。