家の中の場所別カビ対策 〜玄関周り、靴、傘

多くの住宅では玄関の通気が悪く、湿気が溜まりやすくなっています。

また、カビの胞子や菌糸、その他雑菌を外からダイレクトに持ち込む場所でもあるので、きちんと対策をしなければ、靴箱や靴にカビが生えてしまうのは当然です。

靴箱の中の板はベニヤいたであることが多いので、一度住み着いたカビにとっては格好の住処となってしまいます。靴箱や仕切り板のみならず、収納している靴にまでカビが生えてしまうと、とても厄介なことになります。

靴箱のカビ対策 〜とにかく通気、除湿

普段は、なるべく靴箱の扉を開けておくようにしましょう。扉を外してしまって、すだれなどで目隠しをするのもおすすめ。とにかく、通気させることが大切です。

それでも湿気が溜まりやすいという場合には、除湿剤を置くなどの工夫も必要です。

靴は、年に一度は靴箱から全ての靴を出し、靴箱内の除カビを徹底的に行いましょう。

靴箱の中は、とにかく湿気と雑菌でいっぱいになりやすいので、徹底除カビの後で、防カビ剤をスプレーしておくのがおすすめです。

靴箱と靴のカビ対策のポイント

1.履いた靴は、すぐにはしまわない!
履いた靴、帰宅後すぐに靴箱にしまうのは止めましょう。
必ず汚れを落とし、一晩玄関に置いて湿気を取り、それから靴箱にしまうようにするとカビが生えにくくなります。
雨の日には、除湿剤や新聞紙を詰めておくのが有効です。
間違っても、濡れたまま靴箱にしまってはいけません。

2.靴箱にしまう前に除カビ&防カビ
汚れを落として一晩置いたら、防カビ剤をスプレーして、それが乾いてから靴箱に収納しましょう。
季節が変わったりしてしばらく履かない靴には、靴に入るくらいの除湿剤を入れておくと効果的です。
大切な靴にカビが生えて台無しになってしまわないように、きちんとケアしたいものですね。

玄関周りのカビ対策 〜傘立て、傘

雨傘は、使ったら必ず水気を含んでしまいます。また、それを収納する傘立てもカビの住処になりやすいポイント。

傘立ては、陶器やプラスチックなどの湿気をこもらせてしまうものよりも、通気性の良いメッシュなどの乾きやすいタイプがおすすめです。また、天気の良い日には傘立ても中を空っぽにして内側を清掃し、除カビ・防カビを行いましょう。

使用後の傘をそのまま傘の収納スペースに入れてしまうと、他の傘にも湿気が移ってしまうので、必ず乾かしてから収納するようにしましょう。